こんにちは!あまゆ〜です⭐︎
今回は、タイトルの通り、会社の人間関係を円滑に進めるために重要な
会話のポイント(ルール)を5つ、ご紹介したいと思います。
実際は会社以外にも使えるとは思いますが、特に会社でよくある会話パターンを想定して重要なポイントだけに絞りました。
やりすぎると頼られすぎちゃうので注意が必要ですが(笑)、
最初の章だけでも、意識できると確実に評価に繋がるかと思うので、是非少し読んでいっていただけると嬉しいです♪
1. 先に相手の言うことを聞きに行く
これだけだと、「えっ?」となった方も多いかなと思うので、少し説明させてください。
もちろん、言うことをなんでも聞けばいい、聞かないと嫌がられてしまうよ、という意味ではありません。
が、人は等しく、『自分の話を聞いてほしい』という欲求を持っています。
そのために、「こちらから話しかける」、そして「相手の意見を聞く」ということを、必ず会話の初め(自分の話よりも先)にしてほしいのです。
※これが一番のコツかなと思っています!
いろいろ工夫して、気持ちよく相手に喋ってもらえる会話をぜひ意識してほしいと思います。
例えば、
「先輩、今少しいいですか?」
「あーいいよ。どうした?」
「ありがとうございます。〇〇なんですけど、ここがよくわからなくて・・・」
こういう短い問いかけも有効ですし、
例えば、
「ちょっと自信なくて相談したいんですけど・・・」
「いいよ、どうした?」
「ここって、〇〇の方がいいんじゃないかな?って思ったんですけど、先輩はどう思いますか?」
このように自分の意見が正しいことを確認したいという時も、(自分の意見はさておいて、)まずは相手の意見を聞きましょう。
『聞く』というのは、『耳を傾ける』『そのまま理解して受け止める』という意味です。
なので、「賛成」「反対」という自分の意見に関係なく、
一旦相手が自分のために考えて伝えてくれた意見をありがたく頂戴しましょう。
そして、
『ありがとうございます(感謝)』
『そうですね(共感・同意)』
『そんな意見もありますね(発見)』
『大変参考になりました』
このような言葉で、好意的に相手の意見を受け止めたことを伝えましょう。
『それって、●●ってことですか?』
『あ、●●ってことですね。』
などと、相手の意見を要約して自分が理解していることを確認したり、伝えたりすることもとてもいいと思います。
ここで、「理解できたよ」という意味で伝えたつもりが、「いや、△△ってこと」みたいな形で、実はきちんと理解できていなかった、ということがわかることもあります。
そして、重要なのが、ここまでを自分の意見を伝えるよりも前に=必ず『先に』やりましょうということ。
「自分の意見よりも相手の意見を大切にしていますよ」という気持ちが伝わります。
なぜ、その人に話しかけるのですか?
その人の意見も参考に『聞きたいから』、ですよね?
相手を優先する、この順番を意識するだけで、スムーズに相手の意見が引き出せちゃいますよ⭐︎
是非試してみてください♪
背景には、返報性の原理があります。最近は行動心理学から派生して、恋愛コラムなどでもよく見かけますので、知っている方も多いのではないでしょうか?
(自分の話を聞いてほしいという人間の根源的な欲求を満たすことで、そのお返しにこちらの話もちゃんと聞いてくれる可能性が高まるということですね)
2. こまめに要約しながら話を進める
次に重要なのが、こまめに要約をして、確認をしながら話していくということです。
どういうことかというと、
例えば、
「Aさんは、●●(相手の意見)とおっしゃっていて、私も××というところまでは賛成なのですが、その結果、△△になるという部分については、こうなんじゃないかと思います。」
例えば、
「Bさんは、Cさんの最初の案がいいということだと思いますが、私は、▼▼の部分がどうしても気になるので、この部分だけは、Dさんの案を採用して、・・・という形で進めるのがいいのではないかと思います。」
などです。
これは、やってみるとわかるかと思いますが、『相手の話をきちんと聞く』ができていないと出来ません。
また、意外と要約力というのも必要で、これに慣れてくると論理的に思考するにしても、プレゼンをするにしても、大いに役立つので、是非身近な人との会話で練習してみてください。
この要約して確認しながら話を進めるテクニックは、複数人で話している時に、特に有用です。
ファシリテーターにとっては必須スキルと言っても過言ではありません。
要約して伝えてみると、理解したつもりが実は誤解していたことが判明するパターンがあり、グループセッションであれば、自分がわかっていても、誰かがわかっていなかった、という場合があるからです。
要約をこまめに挟むことで、多くの人を置いていかずに一緒に理解して話を展開していけます。これはグループワークの意義、すなわち成功率に密接に関わってきますね。
あなたが要約してそれを伝える時間より、誰かが議論に参加できないコミュニケーションロスのリスクの方が大きい場合がほとんどかと思いますので、みんなのためにもなるということです。
なので、こまめに相手や自分の意見を要約しつつ会話を進めることをおすすめします。
要約がうまく速くできるようになれば、更に良いですね!
また、誰かの意見を要約して話題に出す時には、できるだけ先に同意(賛成)を示すこと、を意識できるといいかと思います。
こちらは理性ではなく感性のお話になりますが、1番目:先に相手の話を聞きましょう でキーになった部分で、人には自分の話を『聞いてほしい』『わかってほしい』『認めてほしい』という根源的な欲求があります。
なので、相手の意見の「全部否定」にはならないような話し方、「同意の意」を強調・優先するような話し方や話の流れを意識すると良いでしょう。
いくらビジネスの場であっても、合理的な判断ばかりが優先されるわけではありません。相手も自分も感情的な生き物だということを受け入れて、円滑に会話が進むように努めましょう。
※例のように、
「概ね同意しているけれども、ここだけは違う意見」【部分否定】と言ったり、
「あなたの意見はこういう点で素晴らしいと思うけれども、あくまで私の意見では、こういう風に思った」【相手の意見への同意優先を強調】
と表現したりすることで、相手も『自分を否定されている』と感じにくくなり、素直な意見を教えてくれたり、同じように自分の意見も好意的に受け止めてくれたりすることが多くなります。
3. 自分の意見(仮説)を持っておく
仮説を持てる人は、強いです。
日本では、「出る杭は打たれる」なんて、謙譲や謙遜が好まれる社会と長く言われてきましたが、
最近では若手の起業支援も活発で、米国に資本主義での競争にも敗れてきて、『自己主張』の大切さが少しずつ認識されてきているところです。
とはいえ、やはり根付いた国民性というものはありますし、大きな賭けに出ると、大きく失敗することも当然あります。
なので、私がおすすめしたいのが、『自己主張』という「表現」をいきなりするのではなく、
まず、自分の意見や仮説を、自分の心や頭の中でいいので、はっきり持っておくということです。
実際にそれを表にあらわして、相手に伝えようとするかどうかは、場面によって判断すればいいのです。
ただ、自分の意見そのものがない、意識していないのでわからないという状態は避けましょう。
大きなタイムロス、すなわち関わる人全て(自分も含め)の損失に繋がります。
特にビジネスの場では、競争も働きますし、自分の優位に進めるためにも、この考え方は大変重要です。
「決断」という非常に重要な部分を相手に任せるのは、誰のためにもなりません。
自分の行動の理由が自分の中ではっきりとわかるように、
常に自分の意見(仮説)を持っておくように心がけましょう。
4. 会話の結果、行動の前に自分の想いを伝える
相手の立場に立って考えてみましょう。
何かを聞かれたり、相談されたりして、その結果、何も自分の意見が反映されていなかったらどう思うでしょうか。
特にその後なんの連絡もなくなったらどうでしょうか。
気になりますよね。
「え?あの時間は何だったの?」
「何のために私に意見を聞いたの?」
となりませんか?
なんだったら、質問者さんのことを親身に考えてお話をしていたのでしたらその分だけ、裏切られたような気持ちになるかもしれません。
せっかくの会話が、そのような残念な結果にならないために、最低限、会話の締めとして、
これからどうするつもりなのか、その会話がどのように役に立つのか(立ったのか)、
ということを伝えて会話を終えるようにしましょう。
やらない場合は特に表明しておこう
これも、アドバイスやお話の通りに「やる」「やらない」に関係なく、
意見を交換した最低限の礼儀として、意見交換を穏便に終わらせるための方法として考えてください。
※特に『相手の意見の通りに』かつ『すぐに』行動する予定がない場合は、「なるほど。」や、「ありがとうございます。」だけで終わるのは、トラブルの元です。
丁寧に感謝を伝えつつ、理由をつけて意思表明をすれば、その気持ちは相手にも伝わりますし、
職場や今後も続く人間関係なら尚更、やったかやってないかはどっちにしろ相手に伝わりますので、
先にどうするつもりなのか結論をお話して会話を終えるようにしましょう。
おすすめは、とりあえず素直にやってみる
これは個人的な意見ですが、よっぽど変な意見や、意見交換の途中で相手が意見を変えてきたとかでなければ、一度相手の意見の通りにやってみてもいいのかな、と思います。
『すぐに』『素直に』『やる』というのは、相手からの印象はとてもいいですし、
相手の意見というのは、聞いてみるだけではわからないものです。
ちょっとでも「いいかも」と思う部分があれば、一部でも取り入れてみると、
新しい発見や素晴らしい結果という、サプライズプレゼントがあるかもしれません。
5. 結果や進捗の共有
これはプラスアルファのテクニックです。
ここまでで充分、人並み以上の会話ができていると思いますが、後日フォローまで出来ると完璧です。
一流の大人というものは、長期的に物事を考えます。
もし余力があって、今後も関係を良好に、親密に保ちたいと思うなら、是非時間を味方につけて、好感度を爆上げしましょう。
というのも、会話から少し時間が経ってから、改めて感謝を伝え、結果や進捗を共有するといいです。
「自分の言ったことを覚えていてくれたんだ」 「後から重ねて伝えるほど大事だったんだ」という気持ちが重なり、後から伝える感謝というのは、より一層信頼や強さを増します。
また、人は、なぜ他の人のゴシップやニュースが気になるのかわかりますか?
他の人の経験、特に失敗談をもとに、自分の選択をより良いものに出来ると感じるためです。
なので、あなたが失敗しても成功しても、あなたの話というのは、その行動をする前から相談に乗っていた相手にとって、興味深い他人の経験談(ストーリー)になります。
お互いに事前の情報共有は済んでいるわけですから、後日、結果や途中経過の話をあなたからするだけで、相手はあなたに感謝したり、好印象を抱いたりしてくれます。
是非、特に仲良くしたい人には、ここまで完璧に行えると、長期的にいい関係が築けることでしょう。
まとめ・最後のアドバイス
いかがでしょうか?
会話や質問、会議のファシリテーション(まとめ・進行役)に自信が無いな〜という方の参考になれば幸いです。
では、最後に実践できるかどうか不安な人にアドバイスを一つ。
感情と意見は分けること。また、感情面ではとにかく感謝と共感を示しましょう。
意見を批判すること自体は悪いことではありません。
論理的にいえば、むしろ意見交換がしたくて会議を開いたり会話が行われる訳なので、違う意見が出れば出るほど良いことなはずです。
ただ、そんな風に理性ではわかっていても、人間は感情の生き物なので、「嫌だな」と思ってしまうこともあれば、その感情に引っ張られて、合理的でない判断をしてしまうことが多々あります。
そんな人間同士で、有意義な会話をするために、テクニックを5つ紹介しました。
共通しているのは、感情面ではとにかく感謝と共感を示すこと。
ビジネスパートナーを1人の人間としても見て、尊敬や感謝を伝えることを忘れないでくださいということ。
一人でなんでも出来ることがいいことではありません。
ビジネス上の人間関係でも、良い協力関係が生まれ、育まれることを願っています。
コメント